金城将忠氏が感じた外国との垣根と交流の大切さ
金城将忠氏は会社を経営していた父と一緒に、
小さいころから海外をまわってきました。
日本と違う街並み、日本人と違う容姿を持っている外国人を見たときは、
最初は怖いという印象がありました。
しかし父が仕事の合間に、
ホテル内を探検して遊んでいるときに金城将忠氏は
同年代の外国人の子どもと知り合うことができました。
言葉が通じ合わないのに、
目や表情だけで気持ちを通じ合わせることができるので、
日本人や外国人といった垣根を
簡単に飛び越えることができるようになりました。
金城将忠氏が個人貿易をしたいと考えるようになったのも、
日本と海外の間に横たわるものを
取り払いたいという気持ちがあったからです。
今では民間交流も頻繁に行われていますが、
日本人の中でも海外に行ったことのない人は多く、
海外では日本がどこにあるのかさえ
知らない人も多いことを金城将忠氏は感じていました。
日本と外国の距離をもっと近づけることができれば、
経済交流も発達し、日本の製品をもっと海外に売り込めると感じました。
外貨を稼ぐことで日本全体が潤うことになりますし、
海外で働くことができるようになれば雇用も増えると考えたからです。
個人貿易で成功をおさめた金城将忠氏は、
さらに規模を大きくした貿易を目指しています。